援助者。
スターウォーズならマスターヨーダがこれです。
弟子に秘伝の技や魔法の道具を授けてくれます。
まさにありがたい師匠。
その法則です。
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A 敵対イベント(出現イベント)
「相手」やその仲間が、「主人公」やその仲間を攻撃したり欺いたりして、
世界に欠落と不幸をもたらします。
「相手」は、「主人公」の前に見知らぬ者として現れる
「相手」は、「主人公」の敵対者を師匠あるいは父親とする
「相手」は、「主人公」に敵対する
「相手」が、「主人公」以外の人物を魅了する
「相手」が、「主人公」以外の人物を攻撃する
「相手」が、「主人公」の仲間を攻撃する
B 征服イベント(戦闘イベント)
「主人公」が「相手」を攻撃し、勝利することによって、
「相手」のもたらした欠落が回復されます。
「主人公」は、「相手」と何かを賭けて戦うことになる
「主人公」は、「相手」に羨望や嫉妬を感じる
「主人公」は、「相手」に恐怖を感じる
「主人公」は、「相手」に憤ったり非難する
「主人公」は、「相手」と戦う
「主人公」は、「相手」に苦しめられる
「相手」は、「主人公」と戦うことによって自我や良心に目覚める
「主人公」は、「相手」に反撃する
「主人公」は、「相手」に勝利する
C 不幸イベント
「相手」の欠落が明かされます。
「相手」は、実の両親に養育されていない
「相手」は、厳しい保護者に育てられた
「相手」は、貧しい環境で育った
「相手」は、周囲に迫害された
「相手」には、肉体的な欠落がある
D 救済イベント
「相手」の欠落を「主人公」が埋めようとします。
「相手」は、「主人公」に罪悪感を抱かれる
「相手」は、「主人公」に辛い過去を想像される
「相手」は、「主人公」に償われる
「相手」は、「主人公」に同情される
「相手」は、「主人公」に傷を癒されるあるいは身を守られる
「相手」は、「主人公」によって閉ざされた心を開く
「相手」は、「主人公」に保護される
E 探索イベント
「主人公」が己の欠落や不足を「相手」によって埋めようとするイベントです。
「相手」は、「主人公」に探し求められる
「相手」は、「主人公」に見出される
「相手」は、「主人公」に口説かれる
「相手」は、「主人公」に何かをしてもらう
F 獲得イベント
「相手」が「主人公」側の人物となる過程に存在するイベントです。
「相手」は、「主人公」を拒絶する
「相手」は、「主人公」の力を認める
「相手」は、「主人公」に好意や関心を持つ
「相手」は、「主人公」に愛あるいは友情を告白する
「相手」は、「主人公」の仲間になる
「相手」は、「主人公」の敗北に同情する
「相手」は、「主人公」を新たな主人に選ぶ
「相手」は、「主人公」以外の者に従うことを拒む
G 試練イベント
「主人公」に何かが欠落したり、危機に陥ったりします。
「主人公」が失敗する
「主人公」が他の誰かに振られる
「主人公」が仲間を誤解する
「主人公」の敵対者が現れる
「主人公」の仲間が敵対者に奪われる
「主人公」が敵対者に襲われる
「主人公」が敵対者に傷つけられる
「主人公」が敵対者との対戦で危機に陥る
「主人公」が敵対者に負ける
H 援助イベント(献身イベント)
「主人公」の欠落を「相手」が補おうとするイベントです。
「相手」は、「主人公」のために敵対者と戦う
「相手」は、「主人公」と共に敵対者と戦う
「相手」は、「主人公」に助言する
「相手」は、「主人公」と戦闘以外で身体的に接触する
「相手」は、「主人公」の心配をするあるいは身をもってかばう
「相手」は、「主人公」の世話をする
「相手」は、「主人公」に期待し叱る
「相手」は、「主人公」に理解を示したり言葉で慰める
「相手」は、「主人公」のために何かアイテムを手渡す
「相手」は、「主人公」のために他の人物との仲を取り持つ
「相手」は、「主人公」のために苦難や苦痛や屈辱に耐える
「相手」は、「主人公」のために身体や身分を犠牲にする
「相手」は、「主人公」の子を育てる
I 別離イベント(三角関係イベント)
「主人公」が「相手」を喪失します。
「相手」は、「主人公」に拒否される
「相手」は、「主人公」からの自立を志す
「相手」は、「主人公」以外の誰かに魅了される
「相手」は、「主人公」以外の人物を援助しようとする
「相手」は、「主人公」以外の人物を援助するのに失敗し、名誉を犠牲にする
J 再会イベント
「主人公」が「相手」とのつながりを回復します。
「相手」は、遠くから「主人公」を見守っている
「相手」は、いつのまにか「主人公」と一緒にいる
K 犠牲イベント(受難イベント)
「主人公」に敵対する者によって、「相手」に欠落や不幸がもたらされます。
「相手」は、「主人公」の敵対者の攻撃の対象になる
「相手」は、「主人公」の敵対者に傷つけられる
「相手」は、「主人公」の敵対者に侮辱される
「相手」は、「主人公」の敵対者に奪われる
「相手」は、「主人公」の敵対者に殺される
L 回復イベント(保護対象イベント)
「主人公」の敵対者に対する勝利によって、「相手」の欠落や不幸が回復します。
「相手」は、「主人公」に身を守られる
「相手」は、「主人公」に仇を討たれる
「相手」は、「主人公」に名誉を守られる
「相手」は、「主人公」の力で取り戻される
「相手」は、「主人公」の力で生き返る
以上、援助者の物語から。
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■加筆・補足
援助者とセットになっているもの。
それは協力者。
援助者とはどう違うのと言えば、
『ドジ』なところです。
協力者が何とかしようとして
失敗してから
援助者がしっかりサポート。
そう、協力者とは『引き立て役』なんです。
皆さんはサーカスに
なぜ『ピエロ』がいるかご存じですか?
すごい芸ばかりだと
お客が慣れてしまい
すごさが薄れるんです。
そこでピエロを出して
わざと失敗させる。
それからすごい芸を出すと
失敗の口直しにより
新鮮に味わえるという事です。
さあ、皆さんも作品に
ドジな協力者を登場させましょう。
それでは、また。(^_^)/
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