英雄の物語は
貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)です。
大塚英志先生は著書『物語の体操』で、
以下のように定義しています。
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1.
英雄は、高位の両親、一般には王の血筋に連なる息子である。
2.
彼の誕生には困難が伴う。
3.
予言によって、父親が子供の誕生を恐れる。
4.
子供は、箱、かごなどに入れられて川に捨てられる。
5.
子供は、動物とか身分のいやしい人々に救われる。
彼は、牝の動物かいやしい女によって養われる。
6.
大人になって、子供は貴い血筋の両親を見出す。
この再会の方法は、物語によってかなり異なる。
7.
子供は、生みの父親に復讐する。
8.
子供は認知され、最高の栄誉を受ける。
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英雄は捨てられて身分の低い雌犬や
売春婦に拾われます。
この雌犬や売春婦が
『闇を身に染みて知っている先生』なのです。
そして先生から
闇の克服法を授かります。
それが闇に対しての『防御免疫』であり、
それにより闇に勝つのです。
だから英雄には売春婦が必要なのです。
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