かの有名なドラゴンボール。
ハイテンションなバトルが面白いですよね。
でも、この物語のテンションが上がり過ぎると
物語をさらにハイにしなければお客は喜ばず、
最後にはパンクして破綻してしまう事もあります。
ではどうすればいいか?
答えはクールダウンです。
ドラゴンボールの場合、
フリーザ戦で悟空はスーパーサイヤ人という
すごい変身技を手に入れます。
そして次の人造人間編に行く前に
悟空は心臓病でスーパーサイヤ人に変身できない
というクールダウンを作者はさせたのです。
そしてトランクスの持ってきた未来の薬を飲んで
病気を治してからまた戦いに戻るという
盛り上げの工夫もされています。
上げて下げて、また上げる。
飲んで飲まれて、また飲んで。
その繰り返しという事です。
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■加筆・補足
流れるようなストーリー展開で
続きが気になる。
作家にとっての理想ですが
現実は甘くありません。
ではどうすればいいか?
バトルを5.6回ほど繰り返し、
7回目くらいでメインストーリーを少し進める。
それの繰り返し。
これ、
『ジョジョの奇妙な冒険』の技術なんですね。
正攻法と奇襲を組み合わせる。
それにより質と量と数を揃える。
プロにはそれが要求されます。
他にも
一話完結を数回
+
メインストーリーを少しずつ進める
という方法もあります。
長編を中だるみさせないため
中編を数個つなぎ合わせて大長編にする
というのもベストです。
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