「起きなさい、○○××。
もう朝ですよ」
RPGでは定番のオープニング。
実はこれ、ちゃんと理由があるんです。
日常生活では寝ているときに夢を見て、
起きると現実が待っています。
しかし、ゲームではその逆。
寝ているときが現実で、
起きると夢の世界なのです。
つまり
ゲーム機をOFFにしている時が現実で、
ゲーム機をONにすると夢の世界という訳です。
それをうまく表現して
イントロダクションにしてるのが
朝の目覚めなのです。
そしてまだゲームによる夢の世界に
スタートしたばかりで馴染んでいないので
寝ぼけてまどろんでいるから、
寝坊助なのです。
さあ、皆さんも早く目覚めましょう。
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■加筆・補足
ゲームの中でキャラクターたちが
夜中に眠れなくて語り合うシ-ン、ありますよね?
あれは不安で眠れない今どきの若者が
夜遊びするのを表しているのです。
ただの現実による夜遊びと、
どこが違うのか?
それは『相談』なんです。
チャラくれた若者が
どうでもいい会話やふらつきで
夜遊びするのではなく、
自分たちの目的、理由、悩み苦しみ
つらい過去、後悔、そして未来の希望などを
ちゃんと語り合うのです。
明らかにプラスでありポジティブであり
それによりキャラクターは成長します。
クリエイターは『願い』を込めて創作します。
しかし悲しいかな、
お客さんのほとんどは理解してくれません。
ではどうすればいいか?
ちゃんと『分かりやすく説明』するのです。
推理小説では
最後にやってるではありませんか?
意外な真犯人、意外なトリック、
意外な裏事情による動機と理由。
「わかってくれよ!!
なんで分かってくれないんだよ!?」
こう言いたい気持ちは分かりますが
それで通用するほど娯楽のビジネスは
甘くありません。
「馬鹿どもには自分の作品の良さが
分からないんだ」
これは最低最悪です。
あざとくしたたかなお客さんは
作品の嘘臭い偽りを
直感の鋭さで気付いてしまう。
これが真実です。
「ここの店員は謝ってるけど
ムカツクわよね!!」
私の昔務めたアルバイト先であった
クレームです。
白々しい巧妙な嘘は
隠せないのです。
「お前は本音を言わないね、
だから人と出会えないんだよ」
ネットで有名な
成功哲学の先生による名言です。
皆さんも嘘を作品に凝り固めるのは
止めましょう。
そのため自分の作品の中では
夜中に起きて本音で語り合うのです。
それでは、また(^_^)/
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