どんな人でも必ず経験した依存の経験といえば、
子供時代の経験です。
仕事関係でいえば、新入社員のころ、
会社の先輩から
「最初は何もしなくていいから、
ゆっくり時間をかけて、仕事を覚えていったらいいからね、
わからんことがあったら、何でも聞いてね」
と言われる頃です
あらゆる関係のスタートは
『依存』のプロセスから始まっていきます。
依存時代を通して、私達は愛される為にはどうしたらいいのか、
どう愛されるのかということを学んできます。
しかし、ある時期から
今まで全面的に受け入れられていた時代に
変化がおきてきます。
子供時代でいうと、『しつけ』がはじまる時期がそうです。
ハートブレークのステージの次は、
良い子のステージ(犠牲のステージ)がやってきます。
そんな自分は何かしなければ愛されないと思ってしまう。
このことが『犠牲』というパターンを作ります。
なぜこの話をしたかというと、
名作RPG『グランディアⅡ』のテーマに繋がるからです。
光と闇、依存と自立、対立と共生が
『グランディアⅡ』のテーマになります。
ダブルヒロインの作品なのですが、
光の巫女エレナは依存的で引っ込み思案です。
主人公のリュートに依存して
少し犠牲にしてしまいます。
そのヒロインが旅を通じて生長し、
だんだん心を開いてく過程が面白いのです。
シナリオを書く時、
こうした心理学の理論を知っていると作りやすくなります。
次ではもう一人のヒロインで
人にも悪魔になり切れない
闇の翼『ミレーニア』を取り上げ、
『自立』について書いていきます。
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■加筆・補足
依存を映画ダイハードでご説明。
マクレーンの無線で会話する
パウエル巡査部長。
彼は昔、間違えて子供を射殺しています。
それがトラウマになり銃を扱えません。
銃を使えない警官して
無線機に『依存』して会話をします。
昔の愚痴を無線機を頼りに話す
彼はとても情けないです。
それだけ依存症は
ダメな病気なのです。
人はやがて自立しなければ
いけません。
そうじゃないと
未熟過ぎて腐ってしまうです。
ダイハードの場合、
最後の方で殺した
と思った悪党が生きていて
マクレーンを襲います。
それをパウエル巡査部長が
トラウマを乗り越えて銃を撃ちます。
これが依存からの『自立』なんです。
自立した人間は祝福されます。
それがダイハードのエンディングなのです。
さあ、皆さんも情けない依存を描き
そこからけじめをつけさせて
キャラクターを自立させてください。
それでは、また。(^_^)/
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