大人で例えると、彼に愛してもらえるようになろうと、
尽くして尽くして頑張ったところ
彼に
「うざい」
って言われて傷つくなど
依存時代に頑張った分だけ
傷つく経験も多くなっていきます。
すると"いかに愛されるか"から今度は、
"いかに傷つかないか"を学び始めます。
自立しはじめる訳です。
自立の初期の段階は、
『期待』のステージとよばれる段階からはじまります。
期待のステージどころか
『期待外れ』ステージになってしまうことになるわけです。
こうしたら傷つかないはずだ、
こうすれば幸せになれるはずだ
と期待して期待はずれに終った分だけ、
期待するだけ無駄じゃないかと傷ついた分だけ、
よけいに傷つかないように心は向かっていきます。
そして今度は、人に振り回されたり、
誰かからの影響で傷つかないように
今度は、自分のやりかたというのに
『こだわる』ようになっていきます。
なぜかというと、もう傷つかないように
私のやり方を確立しようとするのです。
ここでは
「私のやり方でやるから、向こうにいってよ」
になってきます。
相手のやり方なんて認められないわけです。
自分のやりかたに、従わせようと
相手をコントロールしようとしたりもします。
権力争いや、相手をコントロールして傷つかないようにするこのステージを
『パワーストラグル』のステージと呼びます。
というパワーストラグルが続くと、
だんだん疲れてきます。
こうなると、「もういいわ~」とあきらめってしまったり、
燃え尽きてしまう感じや、
何をやっても無駄じゃないかという感じがでてきます。
恋愛、仕事,対人関係、
あらゆる関係にこの感じはでてきます。
この自立の段階を
『デッドゾーン』のステージと呼びます。
そして、今度は相手を代え、会社を代え、
新しい関係をやりなおそうとします。
恋愛だと今の彼や彼女と別れて新しい彼や彼女と、
また『ロマンス』のステージが始まります。
しかし、実はデッドゾーンのステージの次に
『相互依存』という成長過程があるのです。
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■加筆・補足
自立に関して素晴らしい作品が
ありますのでその名言より
少し長くなります。
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「孤独・・・貧窮・・・不便・・・不都合・・・不合理・・・
そんなありとあらゆる煩わしさと心細さが次々と
押し寄せてきた・・・!しかし・・・同時に今までずーっと・・・
オレの体にまとわりつくようにあった空気・・・・
それ(空気)が動き出したっ・・・!
この体を通り過ぎて行く清新な気配・・・感覚・・・そうだっ・・・!
こんな風を感じたかった・・!オレは・・・
オレに依って立っているっ・・・!
自由・・・そう・・・これが自由だ・・・!
自由は・・・なんでも出来ることじゃないっ・・・!
自由とは自分に由ることだ・・・
となれば当然限られてくる・・・!
非力なオレなら尚更だ。
限られるっ・・・!やれない事だらけだ・・・!
オートバイも海外旅行も・・・こじゃれたシャツも・・・
贅沢な食事もない・・・!そんな物とは無縁だった・・・
圧倒的に限られていたっ・・・!しかし・・・その限られた中で・・・
やはり無限だったのだっ・・・!
無限を感じていたっ・・・!
とはいえ・・・楽しいってわけでもない・・・!生活はギリギリ・・・
最低限の暮らしだ・・・楽しいわけがない・・・!
それはオレの身の丈によって貧しいのだから・・・・
文句を言うのは筋違い・・・
甘んじるべきだと思った・・・!
どうしてもそれがイヤだというのなら・・・自分の力を伸ばせばいいのだ
それをなせない以上・・・不遇は当然・・・
そう・・・納得した・・・!
そう納得した時・・・また空気が変わった・・・っ!
そうだ・・・何でこんな簡単な事に今まで気づかなかったのか・・・
自分のよって生活の全てが決まるから
現実(リアル)なのだっ!」
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どうです?
自立しようとする少年は
格好いいでしょ。
自由とは『自己責任』、自由とは『自己選択』だった訳です。
皆さんも主人公たちを
依存から自立させたければ
キャラクターに自己責任をまかせ
失敗したら償わせるようにしないといけません。
勝手にしやがれ、ではダメなのです。
寝ぼけた世界から
目覚めた世界に生きるのです。
生きている実感を味合わせたいなら
他人のために何かをする
を表現すると自立したキャラクターを描けますよ。
依存は一人じゃ『何もできない』に対し、
自立は一人前に『働ける』。
これを表現するのです。
さあ、皆さんも一人前に
依頼と代行をこなすキャラクターを描きましょう。
それでは、また。(^_^)/
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