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大川太郎兵衛一也のブログ

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状況説明と心理描写はいつどこに入れるのか?

自分はライトノベルが好きですが
会話文が多いですよね。

でもちゃんと状況説明と心理描写を入れないと
味付けが浅はかで安っぽくなります。

今回はそれをどこに入れるかのお話。

ズバリ結論から言いますが、
『必要』に応じて入れる事が答えです。

例をご紹介しましょう。

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■ただの会話文

「おはよう、××ちゃん」
「おはよう、○○君」
「今日は嫌な日だね、すごく寒いよ」
「そうだね。あの、私…」
「何?」
「ううん、何でもない……」

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■女の子の視点を踏まえて

「おはよう、××ちゃん」
来た!運命の瞬間が。私はいつも通りを装って
「おはよう、○○君」
と精一杯返事をした。

「今日は嫌な日だね、すごく寒いよ」
いい日だよ、年に一度
君へオフィシャルに告白できるチャンスなんだもの。

「そうだね。あの、私…」
心臓が破裂しそうなほどドキドキした。
体が少し震える…。

「何?」
真っすぐに見つめられて恥ずかしくなった。
だんだん顔が赤くなる。

「ううん、何でもない…」
私は告白し損ねて
後ろにチョコレートを隠してしまった…。
ああ、また来年のバレンタインまで待ちぼうけだ……。

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という風に間に入れると
これはただの日常生活で学校へ行くのではなくて

バレンタインの告白がかかった勝負の日だったんだな
という具合になります。

会話に合わせて説明が必要なところへ入れる
という訳ですね。

さあ、皆さんも会話に補足が必要なところを説明しましょう。

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■加筆・補足

今日の教えはなぜドラえもんは、
のび太が主人公なのか?

それは送り手がドラえもんで、
『受け手がのび太』だから。

お客さんは受け手なので
主人公も受け手の方が
喜ばれるんです。

自分が未来の道具を
出してもらった気になれるから。

そういうサービスなんですね。

逆にドラえもんが道具を出して活躍する作品だと
反感を持たれてしまう。

「あらあら、ご活躍すごいですこと。
普通の人で、すいませんねえ」

という訳です。

ちなみに未来の道具は
送り手と受け手を繋ぐ

  『クッション』

の役割をしています。

これによりお客さんは
のび太に感情移入して
自分で道具を操ってる気になるんです。

つまり現実と空想のギャップを、
埋め合わせているんです。

「そんなのある訳ないよ!」

というがっかりを、

「これならできるんです!」

という望みに。

じゃあ、ドラえもんの道具は
何を意味してるかというと

  『理想の未来』

なんですね。

だからドラえもんは
のび太の失敗が

  未来にはまだ遠い

を表し、少しだけ未来を味わえるのが
道具なのです。
  
これは庶民における
『流行の先取り』を表しています。

そう、ドラえもんという作品は

  未来からのいたずら

だったのです。
それが

  もしも未来がこうだったら

というサイエンス・フィクション(SF)
そのものです。

すごい工夫でしょう。(^_^)

夢のある、素敵ないたずらですね。
皆さんも、ぜひ『素敵な嘘つき』になってください。

それでは、また。(^_^)/


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