約束を守らない悪党を表現せよ
時代劇の定番。「あいつをを裏切ってまで情報を流したんだ。
報酬をくれよ」「あい分かった。
これが報酬じゃ、とくと味わえ!」と言って、
刀を斬りつけて殺してしまう。裏情報が漏れないよう死人に口なしです。
なぜこんな話をしたかというと、
こういった古い戒めと教訓は
現代に生きる私たちを失敗から守ってくれます。
悪党の手口や世間によくある失敗談を
今どきの分かっていない若者へ教えるのです。
本を買ってもらう代金は、
人生の授業料やレッスン費と思えば安いものです。
そう、語るって次の世代へ
『善悪の判断を教える』ものなのです。
面白おかしい話もいいでしょうが、
やはり物語には生きる上で
大事なことを知るチャンスとなって欲しいですね。
皆さんも自分たちなりに考えた『善悪の分別』を
お客さんに作品で教えてあげてください。
それでは、また。
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■加筆・補足
今日の教えはジンテーゼです。
肯定的に語るのがテーゼ、
それに逆らうのがアンチテーゼ、
肯定と否定を『統合する』のがジンテーゼです。
これを覚えると
ストーリーに善悪だけでは割り切れない
深みが出ます。
例えばの話。
「花は美しい(正)」
ですが、やがて
「花は枯れる(反)」
という悲しい宿命を持っています。
それに対して間違ったジンテーゼは
「造花なら枯れないで
美しいままじゃん!」
となります。
では正しいジンテーゼとは?
「花は枯れるけど、次なる種を残す」
というように、否定を通じて
新たな事物を生み出し、
より一段階上の状態へと導かれることが
止揚のストーリーなのです。
皆さんも、ぜひやってみてください。
それでは、また。(^_^)/
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