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大川太郎兵衛一也のブログ

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荒木飛呂彦先生による面白いストーリーの秘訣

「僕が研究材料に選んだのが、
大好きだった映画です。

自分が面白いと感じているものを分析して、
ひとつひとつ説明できるようにすれば、
『面白い』の正体が見えてくるはず。

そして、優れた作家のテクニックを取り入れれば、
その『面白い』を自分も漫画で追及できる
と思ったのです」

そうして映画を見ていく中で、
荒木先生にとって『面白い』映画は、

基本的に

"サスペンス"

がある作品が多いことに気づいたそうです。

そして『よいサスペンス、五つの条件』を提唱しています。
その五つの条件とは…

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1.謎

「日常からちょっとずれた何か」
に謎は宿り、観る者を引きつける。


2.主人公への感情移入

どうでもいいやつには共感できない。
ドキドキもない。


3.設定描写

「知らない世界」
「知っている世界の知らない側面」

に観る者は没入する。


4.ファンタジー性

日常の隣にある非日常。
普段は体験出来ない爽快感。


5.泣けるかどうか

最も重要な要素。究極の共感。
涙の流れない作品は良いサスペンスではない。

荒木飛呂彦は「許可」しない。

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だそうです。
ぜひ参考にしてください。

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■加筆・補足

遅れましたが、
アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』
観てます。

そこからの考察をお教えします。
まずは『外し』をいかに表現しているか、ですね。
 
例えば、めぐみんが
エクスプロージョンを外すので
それで笑いを取り、
たまに命中するから褒められる。
 
見事な『転びと立ち直り』です。
 
主人公のカズマが
パーティの『ぶっちゃけた愚痴』を言って
お客の共感を呼ぶので笑いが取れる。
 
見事な『カミングアウト』です。
 
あとは設定のうまさですね。
 
ダクネスが『妄想M女』なので
いろんな攻めプレイを
あーだこーだ考えて笑いを取る。
 
設定はその後のパターン展開まで考えて
作らないと行き詰まるんです。
 
ダメ神と呼ばれるアクアですと
 
回復系がおっちょこちょいなのが
面白いです。
 
癒しを外すから、
うまく決まった時に
良かったと喜ぶのですね。
 
この作品に言えることは
 
  いかに外してボケて、
  ズレた事をツッコむか
 
による笑いだと言えます。
 
どうしたら外せるか?
それは『違反行為』です。
 
常識を違反するからこそ
面白いのです。
 
どうしたら設定をうまくできるか?
 
それは表現したいことが
ぐるぐると回る『循環』にすると良いのです。
 
ダクネスだとマゾがウケるので
もっとさらにと循環する。
 
その『パターンの堂々巡り』なのです。
 
皆さんもこの『外した笑いの好循環』を
考えてみてください。
 
それでは、また。(^_^)/


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