昨日、新海誠監督の
『すずめの戸締り』を観てきました。
面白かったです。(^_^)
今日の教えは成功哲学より。
人は自分のスタイルを確認するために
人生ゲームを展開してしまう癖があります。
その公式はこれです。
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1.餌(罠)
2.弱み
3.反応
4.役割交代(切り替え)
5.混乱
6.報酬
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<1、餌(罠)>
A子さんから話があると誘われます。
なんとなく「何かありそう」と
想像してしまう。
それこそ、A子が仕掛けた
「餌」なのです。
<2、弱み>
すぐに
「俺に気があるのか?」と
勘違いしてしまう
「男の愚かさ」「下心・性欲」だ。
それが「弱み」である。
弱みは、相手に投げられた餌に
思わず食いついてしまう衝動と、
その原因を意味する。
人は、そうした執着にめがけて
餌を投げられると、
思わず食いついてしまう。
そうやって、
ゲームに巻き込まれるのだ。
<3、反応>
これは、不幸にして「餌(罠)」と
「弱み」がうまく合致し、
ゲームを仕掛けられた人が
つい起こしてしまうアクションのことだ。
A子の「今日、お時間ありますか?」
という言葉に対して、
「じゃあ、今夜食事でも」
「仕事の後、飲みながら聞くよ」
と答えたなら、
しっかり反応してしまっている。
この反応が、
ゲームの本格的な始まり
と言っていいだろう。
<4、役割交換>
先ほどの事例を
さらに展開させて考えていこう。
「仕事の後、食事にでも」と
誘われたA子は、
「お願いします」と応じる。
最初は他愛のない仕事の相談だったが、
お酒が入り、
リラックスしたころにA子は
「実は、Bさんから
ちょっときついことを言われてるんです」
と本題を切り出す。
Bさんは社内で
古株の女性社員だった。
冷静な時なら、
「それは君にも
問題があるんじゃないの?」
と指摘できるかもしれないが、
既にゲームが始まっていると、
そうもいかない。
「それはちょっとやりすぎだね。
Bさんには、僕から注意しておくよ」
と、つい男気スイッチが入って
安請け合いしてしまうだろう。
A子は、
「ありがとうございます!
やっぱり、△△さんに
相談してよかった~。
頼りになります」
と無邪気に喜ぶ。
「いやいや、それほどでもないよ」
と男性。
「でも、ほかの女の子たちも
言ってますよお。
△△さんは頼もしいって」
こんなダメ押しの一言を言われたら、
男性は完全にエンジンが
かかってしまう。
「どう? オレんちで飲み直さない?」
ところがA子の反応は予想外だった。
「何か誤解されてません?
ワタシ、そんなつもりで
相談したんじゃありません!
△△さんは会社の人に
そうやって言い寄るんですか!」
ここで起きているのが、
「役割交換」だ。
役割交換は、仕掛けた側と
仕掛けられた側の立場が
入れ替わることを意味する。
つまり無意識でも
餌(罠)を仕掛けた側が
今度は仕掛けられたかのように
騒ぎ立てるのだ。
攻守が入れ替わったり、
加害者と被害者が
入れ替わったりする。
男性社員は、いつのまにか手
を振り払われ、
糾弾される側に
回ってしまったのだ。
<5、混乱>
予想(期待)がはずれて、
突然の役割交替に戸惑うのである。
すっかり悪者にされ、
男性社員はそれ以来A子を
避けるようになる。
二人とも、後味の悪い思いしか
残らなかったのだ。
<6、報酬>
報酬とは、
ゲームを仕掛けたプレイヤーが
最終的に得たいと思っている
感情やストロークのことだ。
ゲームの結果、
その人が何を得たいと思っているかは、
その人の人生脚本の内容や、
4つの構えのどれを持つかによって
変わってくる。
・A子が「自分はOK、あなたはNG」
の構えの場合
「正義の確認」、
男への復讐、気に入らない先輩OLの
排除などが報酬
・A子が「自分はOKで他人はNG」
の構えの場合
「こんなことも解決できないの?」
「本当に無能なんだから!」
と罰を与えることが報酬
・A子が「私はNG、あなたはOK」
の構え
「罪悪感」、
男性社員を巻き込んだ後悔、
「私って、いつもゴタゴタに
巻き込まれてしまう」
と悲劇のヒロイン観に
浸るのが報酬
このように、表面的には
同じゲームをやっていても、
その動機や得たい報酬は
人によってまったく違う。
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いかがでしょうか?
この理論を応用すれば
いきなり態度を変えるキャラとか
すれ違いが元でトラブルになるとか
表現できると思います。
ぜひ参考にしてください。
それでは、また。(^_^)/