今日の教えは、
古い日本文化から。
若いころは何でも『新しい方がいい』と思いがちだが、
次第に『時代の移り変わり』が分かるようになると、
人はやがて、全てのものが『成長してやがて死んでいく』
という概念を理解するようになる。
これが侘び寂びの文化ですね。
もともと『侘び』は、
「思うことが叶わず、悲しみ思いわずらうこと」
という意味でしたが、室町時代あたりから、
自分の思い通りにならない状態を受け入れて
肯定しようとする意味をもつようになりました。
侘び=詫び、でもありますので、
その法則を紹介。
1.失敗して迷惑をかける
2.反省して詫びる
3.相手が喜ぶことをする
4.許してもらう
『寂び』とは、
無常観や孤独感を背景として、
古いものを愛でる、
枯れたものに情緒を感じる。
日本人の中に古くから
脈々と受け継がれてきた美的感覚ですよね。
なぜこんな話をしたかと言うと、
贅沢に盛りだくさんの味付けよりも
質素で素朴な味わいの文学でも
お客に意外とウケる、という事実からです。
例えば、『宮沢賢治』の小説のようにね。d(・_・)
華々しい別世界は確かに魅力的ですが、
どこか縁の遠い世界の話がします。
うまくいかなくても
頑張って生きるキャラクターに
人は『共感する』のでは
ないでしょうか?
なぜなら、現実もそうだからです。
それでは、また。(^_^)/